伊勢の夏には、20年に一度だけ訪れる特別な風景があります。
それが、伊勢神宮の式年遷宮にあわせて行われる**「川曳(かわびき)」**です。
神宮の新しい社殿に使われる御用材を、五十鈴川の流れに浮かべ、多くの奉曳団の人々が力を合わせて内宮へと曳き入れます。白装束に身を包んだ人々の掛け声、法螺貝の音、川面に響く木遣り唄。祭りの賑わいとは少し違う、神事ならではの厳かさと熱気が、伊勢の夏を包みます。
20年に一度という貴重な機会だからこそ、この光景を目にすることができるのは、人生でも限られた回数かもしれません。

川曳とは
伊勢神宮では、20年ごとに社殿を新しく建て替える「式年遷宮」が1300年以上にわたり受け継がれています。
その御用材を神域へ運び入れる伝統行事がお木曳で、外宮では陸路を進む「陸曳」、内宮では五十鈴川を利用する「川曳」が行われます。550年以上の歴史を持ち、地域の人々が代々受け継いできた伊勢を代表する民俗行事です。
2026年の開催日
2026年の川曳は、次の日程で予定されています。
- 7月25日(土)
- 7月26日(日)
- 8月1日(土)
- 8月2日(日)
五十鈴川・浦田橋付近から内宮神苑へ向かって奉曳が行われ、午前10時頃から順次始まり、宇治橋付近には午後1時40分頃から到着する予定です。天候や進行状況によって時間は前後する場合があります。
伊勢宮町ホテルから楽しむ川曳
ホテルから外宮までは徒歩圏内ですが、川曳の舞台となる内宮へもバスやお車でアクセスしやすい立地です。
早めに出発して五十鈴川沿いで神事をご覧いただき、夕方は宮町へ戻って静かな時間を過ごす。
賑わいと静けさ、その両方を味わえるのも、この時期ならではの伊勢の楽しみ方です。
20年に一度の夏。
旅先で、伊勢の人々が大切に受け継いできた文化に触れてみませんか。